気づきのアンテナを立てる方法

【定期的にメルマガで配信している内容をブログでも公開しています。今回はフライデーリフレクションのメールマガジン第22号より転載です】

リフレクションの楽しさとやり方、そしてコツをお伝えするこのコーナー。

今回は日頃の気づき力をアップさせるアンテナの立て方をお伝えしようと思います。

皆さんは自分のこと学び上手だと思いますか?

ナカシマが学び上手だと思っている人をインタビューすると、いつも思うことがあります。いくつか共通項はあるのですが、その中でもいつも思うことは、みんな気づき力が高い!ということです。

一つの出来事から、2つ3つの気づきを出すのですが、今日はそのコツをお伝えしようと思います。

気づきを高めるコツ。一言で言うと、それは気づきのアンテナを立てること、です。

そして気づきのアンテナとは、自分の意識をそこの領域に集中させること、です。意識の集中は問いを立てることにより実現します。

例えば、自分の強みに気づきたいなーという人がいたとしましょう。

その場合、気づきのアンテナ(問い)は、日々の行動の中で強みと感じる瞬間はどこ?というものになります。自分の気づきたい領域に対し、問いのアンテナを立てるのです。

これはデザイン思考と呼ばれている最近話題の考え方の、エスノグラフィーという手法に似ています。エスノグラフィーはもともと文化人類学の研究手法ですが、その辺は今回触れずにおきます。
超簡単に言うと、日々起きてることの中にたくさんの宝が隠れているけど、それは普通に過ごしていると気づきにくいからちゃんと観察しときましょうね。ちゃんと観察しとけば宝物が見えますよ、というものです。

そのアンテナを持って日々を過ごしていると、ふとした瞬間に、あ、これ自分の強みかも。やってて楽しいし、人より成果も出せるわ。とか思う瞬間がやってきます。それが気づきの瞬間です。

問いでアンテナを立てるとは、この気づく瞬間に出会う確率を高めることです。気づく力とはスキルの側面もありますが、それは確実に気づくというよりは気づく確率を高めることです。

ぜひ、アンテナを立てて、いろんなことに気づく力を高めて頂ければと思います。