マネジメントとリーダーシップは何が違う?キーワードは「コントロール」と「促し」

リーダーシップって何だろう?

本ブログにたどり着く方なら、一度は考えたことがある問いなんじゃないでしょうか。

最近、リーダーシップに関して、自分の中ですごく腑に落ちたことがあったので今回のブログはそのことについてちょいとまとめておこう思います。

単純にリーダーシップでまとめても良いですが、比較対象があると理解しやすいということで、よく勘違いされるマネジメントとも比較してメモしてみます。

マネジメント

まず、マネジメントについて。マネジメントをAIに聞いてみると次のように返ってきました。

「組織や団体などの目的達成のための資源(人、財、物、情報など)を有効に配置し、運用するための方法や技術のことを指します。これには、人材の配置や育成、財務や資材の管理、戦略の立て方などが含まれます。また、組織内外との関係を調整し、目標の達成に向けた意思決定を行うこともマネジメントの一部とされます。」

うん、間違ってはいないと思いますが、言葉がズラズラと並んでいて、わかるようなわからないような。

もっと端的に、一言で何なの?ということになるわけですが、僕なりにマネジメントとはなんぞや?を一言で言うのなら、**複雑なものを「コントロール」して結果を出そうとする行為!**ではないかと思います。

先のAIの説明では、マネジメントは『組織や団体を運用して目的を達成する方法や技術』と言っていますが、『方法や技術』という説明もあるように、そこには「再現性」や「技術性」があるように思います。

もう少しいうと、同じインプットをしたら同じアウトプットが出てくる、というようなそんなイメージです。正しいことをしたら、正しい結果が返ってくるという前提がそこにはあるような気がしていて、それがマネジメントを「方法や技術」と表現している意味合いではないでしょうか。

そういう意味で、僕はマネジメントを一言でいうのなら「コントロール」という表現が近いのかなと思っています。

リーダーシップ

一方、リーダーシップはどう説明できるのでしょうか。こちらもAIに聞いてみると次のように返ってきました。

リーダーシップは、影響力と方向性を通じて他人を導くことです。リーダーはビジョン、革新、そして変化を創造し、他人を啓発して共有された目標に向かって動機づけます。

マネジメントとは随分違う答えですね。ただ、これも割りと的を得ていると思いまして、それは僕がリーダーシップを複雑なものを「促して」結果を出そうとする行為、だと考えているからです。

AIはリーダーシップを「導く」と表現していますが、リーダーシップとは「これをしなさい、あれをしなさい」という命令(コントロール)をすることではありません。

チームメンバーが「主体的」に自分も頑張ろう!と思えるような促しがリーダーシップであって、それをAIは「導く」と表現するし、僕は「促す」と表現しているのだと思います。

リーダーシップには、マネジメントほどの方法や技術性はありません。毎回同じようにしたら上手くいくわけではなく、状況に応じて上手く「促す」必要があるのです。

リーダーには「マネジメント」と「リーダーシップ」どっちが大事?

以上、マネジメントとリーダーシップを比較して考えてみましたが、リーダーはどちらを重視すべきなのでしょうか。

結論から言うと、それは時と場合によるのであって、マネジメントが重要なときもあれば、リーダーシップが重要なときもあると思います。こう言っては身も蓋もないかもしれないですが、どちらか片方があれば必ず上手くいくということはないわけであって、結局はバランスよく、マネジメントもリーダーシップもどちらも取り入れていく必要があるわけです。

ただ、その比率を決める方針があるのだとすれば、それはその状況がコントロール性の高い状況なのか、低い状況なのかを目安になるでしょう。

これまでの経験の蓄積で、知見が溜まっていること、技術的な問題解決が可能な状況であればマネジメントの割合が多くなるでしょうし、不確実な状況でイノベーティブな思考が求められる場面ではリーダーシップの割合が多くなるでしょう。要は「コントロール」して結果を出すのか、「促して」結果を出すのか、どっちの側面がその状況には適切なのか、ということですね。

なお(ここらは少し蛇足ですが)、促しには、ポジティブな促し、ネガティブな促しがありそうです。ポジティブな促しとは、対象を動機付けて主体的に動いてもらう促しであり、ネガティブな促しとは、しょうがないからやる、怒られたくない、契約だからやる、みたいな促しであるでしょう。例えば、支配型リーダーシップはネガティブな促しを主とするリーダーシップであり、支援型(サーヴァントリーダーシップ)は、ポジティブな促しを主とするリーダーシップである、みたいなことも考えられますが、これはまた別の話になるので、違うタイミングでまとめてみようと思います。