自分自身のリーダーシップ。振り返りの種類と高度について

 

この記事でわかること
→ 振り返りには高度という切り口があり、高度が高いのは人生を、低いのは日々の仕事を振り返る、と分類できる。高度の高いものは低いとこの振り返りで見つけていく。

 

振り返り(内省)をしよう!って日頃からいっているナカシマですが、

 

振り返りって沢山の種類や方法があるのです。

 

これから振り返りの技術をブログでもボチボチ解説してこうと思いまして、今回は振り返りを「高度」って観点から分類してみようと思います。

 

振り返りの高度は、自分自身のリーダーシップにも大きく関わってきます。

 

自分自身をリードするために、チームをリードするために、ぜひ振り返りと高度の関係について考えてみてください。

 

▼ざっくり目次

・振り返り(以下内省で統一)の種類
・高度の低い内省とは
・高度の高い内省とは
・高度の高いのは低いのを材料に行う

では始めましょう。

 

■振り返りの種類

 

まずは内省の種類について説明しましょう。

 

内省は大きく2種類にわけることができます。

 

一つは低高度の内省、もう一つは高高度の内省です。

 

ビジネスは鳥の目(大きな視点)、虫の目(現場の視点)で考えろ!という言葉がありますが、それに似たようなイメージです。

 

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ではそれぞれの違いを説明していきますね。

 

■高度の低い内省について

 

まず、高度の低い内省について。

 

高度の低い内省とは、なるべく直近のことについて考えを深めることをいいます。

 

今日の朝礼であの人が話していたこと、この前本で読んだ一文をふと思い出して考えた事など、直近で起こった出来事に対してフォーカスするものを行動の低い内省と分類することができます。

 

■高度の高い内省とは

 

一方、高度の高い内省は、自分の価値観や生涯をかけて達成したい目標など、人生の在り方を考えることをいいます。

 

自分にとって大きな出来事があったときに、「人生の在り方はこれでいいのか?」とか「何のために働いているのか?」など根本レベルで自分の価値観などを問いなおすことが、高度の高い内省と分類することができます。

 

■高度の高いのは低いのを材料に行う

 

で、ここで質問です。

 

みなさん、高度の高い内省をしていますか?

 

手が上がった皆様、流石です。

手が上がらなかった皆様、早速始めたほうがいいと思います。

 

これからは個人にもビジョンや経営理念の様な生き方の指針が求められる時代です。

自分自身のビジョンを問いなおす高高度の内省は、ぜひ定期的に行って頂きたいところです。

 

ただ、フライデーリフレクションでいろんな人と話してて思うのは、この高高度の内省ってやっぱ難しいということ。

 

いきなり「あなたの生きる目的は?」とか言われても「は?」ってなります。

 

でも、スティーブ・ジョブズはこれを鏡に向かって毎日問い直していました。

 

「今日が人生最後だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか。」

 

これは高高度について内省する問いです。

 

ストイックです。

 

真面目に考えると、真っ暗な闇の中で迷子になりそうです。

 

じゃ、どーやって高高度の事を内省すればいいの?ってなりますが、そんなときオススメするのは、高度の低い内省を材料にすることです。

 

日々の小さな事でいいので、自分が嬉しい!と思ったとき、エネルギー出る!!って思ったときなどをメモっておいてください。

 

そしてメモがたまったら、その大量のメモから自分が大事にしたい価値観を考えてみてください。

 

納得できるものが出てきたらそれでいいですし、まだモヤモヤしてるなら、それもメモって、また新しい日々で高度の低い内省をメモっていけばいいです。

 

そんな事を繰り返していたら、「今日が人生最後だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか。」に対する言葉にも近づくことができるはずです。

 

そしてその答えに納得できたら、自分自身のリーダーシップはスッゴイ力を発揮するはずです。