チーム力を高めたい人必見!チーミングの駆動プロセス

この記事でわかること

→ チーミングが効果を発揮する場面とか、そのプロセスとか

前回より、「チームが機能するとはどういうことか」の考察記事です。

今回は第2章の内容について考えてみましょう。

以下、記事アップ毎にリンクしてきます。

ざっくり目次
・チーミングの駆動プロセス、その4つのポイント
・協調的な取り組みをするための4つのSTEP
・そんなSTEPを踏むためのリーダーシップ

では、始めてきましょう。

 

■チーミングの駆動プロセス、その4つのポイント

まず前回より、チーミングというのは、「全体として協働するチームをつくるプロセス」ってことでした。

これ、第2章では別の言葉で説明されています。

チーミングは、本質的に学習プロセスのことである。チームでの学習においては、話し合いと決定と行動と省察のサイクルが繰り返される。新たなサイクルは毎回、前のサイクルの結果によって性格づけられ、期待される結果が得られるまでサイクルは続いていく。

チームが機能するとはどういうことか P68より抜粋・編集

なるほど、ちょっと難しいので簡単に意訳してみると、「皆で話して、決めて、試してみて、検証してみる。」ということでしょうか。

はい、まさに対話と内省のステップですね。

本ではこのステップを「成功しているチーミングの4つの行動」として次のようにピックアップしています。

  1. 率直に意見を言う
  2. 協働する
  3. 試みる
  4. 省察する

重ねますが、まさに対話と内省(省察っていい方もします)です。

ただ、これってちゃんとするのはかなり難しいことも事実です。

数多くのピラミッド型の組織ではやはり問題になりそうな意見は共有されにくいですし、そのコミュニケーション不足から協働もチグハグになっちゃったりします。

そうならないために、僕たちはどうすればいいのでしょうか。

 

■協調的な取り組みをするための4つのステップ

本ではその解決を次の4ステップで示しています。

  1. 対立の性質を見きわめる
  2. 優れたコミュニケーションを具現化する
  3. 共通の目標を明らかにする
  4. 難しい会話から逃げずに取り組む

まず、対立の性質をちゃんと見ます。

本によると、対立には「仕事上の対立」と「人間関係における対立」があるとのこと。

仕事上の対立はいわゆる「議論」でちゃんと解決できますね。

ここで、やっかいなのは人間関係の対立の方で、これは議論では解決できません。人間関係の対立の背後には一人ひとりが大切にしている価値観とか信念が隠れていて、それは正しい、正しくないでは片付けられないからですね。

それを片付けようとするのが「優れたコミュニケーション」ということですね。

個人的な価値観、信念の対話をして、お互いを理解し合う。そして認め合ったあと、共通の目標を立てるにおいて、保留すべきものは保留するのです。

その状態になれば、未来にむけて協働してくことができるようになります。

こういうプロセスを踏みながら、チームは対立を解消し、学習・変化していくのでしょう。

これが出来るチームは相当強いですね。。

こんな威圧はまずいっす!

なんだと(#゚Д゚)ゴルァ!! はダメっすw

 

■そんなSTEPを踏むためのリーダーシップ

で、そんなチーミングですが、言うは易く行うは難しです。

上で説明したステップのようなものは、チームとして効果的なリーダーシップがとられているか、が凄く重要そうです。

本ではそのリーダーシップを、またも4つのパターンにわけています。

  1. 学習するための骨組みをつくる
  2. 心理的に安全な場をつくる
  3. 失敗から学ぶ
  4. 職業的、文化的な境界をつなぐ

ということです。

ではそれぞれ説明を・・・ってしたいところですが、これは次の章でってことで本も第2章を終えています。

ということで、この記事も今回はここでストップです。

次回は、チーミングを発揮するリーダーシップとして、学習するための骨組みづくりから考察してみたいと思います。

この記事は連続記事です。よろしければ次の記事へどぞ(・∀・)