先日、リフレクション実践研究会の第4回を行いました。
今回もとても有意義な時間をつくることができて大満足です(笑)参加者の皆様からも、これは参加しといてよかったという言葉を頂くことができて、嬉しい限り!集まってくれた参加者の皆様、そして場を主導してくれた講師の後藤さん、本当にありがとうございました。
今回、後藤さんには「深いレベルの変化を起こすリフレクション」というテーマで話をして頂きました。
それでは、当日の内容をレポートしてみましょう!
■まずは、リフレクションの意味の共有から
今回、まずは後藤さんからリフレクションの意味をお伺いしました。
リフレクションって、まだ全然知られてない言葉ですよね。言葉を知らないまま扱っていっても、その効果は半減ということで、後藤さんが考えるリフレクションとはナンゾや?ということをまず伺いました。
後藤さんによると、リフレクションとは「鏡を置くこと」だそうです。リフレクトって、反射とかそういう意味で、鏡を置いて、その鏡に映った姿から自分を省みること、とそんなことを仰っていました。これはナカシマとも共通の認識で、すんなりと入ってくる定義でした。
ちなみにナカシマは、鏡でもいいし、なんでもいいと思っています、その自分の姿を映すというものは。人の言葉に自分の姿が映るときもありますし、行動の結果起きたことだって、行動の姿を映したものですね。
【何かを媒介にして、省みること】
ナカシマは、リフレクションをそんな風に考えています。
■メンタルモデル(固定観念)とは、なんぞや?
リフレクションの意味の後は、メンタルモデルの説明です。
メンタルモデルって、固定観念のことで、人が持っている思い込み、世界観などの事を指します。
後藤さんはメンタルモデルをサングラスに例えて説明してくれました。赤色のサングラスの人には世界は赤く見えるし、その世界では、本に赤く塗ってあるマーカーは見えないって話しがあり、なるほど、な説明でした。
ちなみに、黄色のサングラスの人には本の赤色の線は見えるんですよね。同じ本(現実)を見ているのに、その見えているものはお互いに異なるんです。これは知っておかないと、多様な世界観を持つ人達と一緒に過ごすことは難しそうですね。
■深いレベルの変化とは、メンタルモデルの変化である
で、今回の主題の深いレベルの変化について。
ここまで読んだ皆さんはお分かりかと思いますが、深いレベルの変化とは、このメンタルモデルの変化のことを指します。自分がかけているサングラスに気づき、ちょっと黄色のサングラスもかけてみようかな、ってすることが、深いレベルでの変化となります。
自分の信じている世界の常識をすてて、新しい世界の常識をとるわけです。これ、言葉で書くと簡単ですが、これ相当難しい話しだと思います。
でも、世の中はドンドン変化しているわけであって、それに合わせて組織も変化していかないといけないわけです。組織がかけているサングラスを新しいものに変化させないと生き残れない。そのサングラスの変化を引き起こす要素はいったい何なのでしょうか。
■ワークをする。そしてワークの感想から要素を引き出してみる
ということで、深い変化をちょっと体験してみようということで、ループ図というツールを使ってワークを行いました。
ループ図の詳細は省きますが、ワークの結果、参加者の一人一人が、深いレベルの振り返りをして、そこにある構造を仮定することができました。
ナカシマの場合はこんな感じになりました。細いペンで書いてたので写真では読めないですが、ナカシマのメンタルモデル(固定観念)は、根拠の無い自信なんじゃないか?という仮説が出てきました。
これは結構おもしろかったです。
普通、根拠の無い自信って、プラスで捉えられるものです。その自信があるから、リスクをとって挑戦することができる、新しいことを開拓することができる、って考えられます。
ただし、その半面「いつかできる、絶対できる」という無駄?な自信があるので、それが転じて「今やらなくてもOK」みたいになるわけです。
でもね、本当にそうですかね?
世の中の状況は刻一刻と変化しています。今やらないと、もしかしたらできないかもしれません。チャンスはタイミングなので、今を逃すと今後二度とチャンスはないかもしれません。
そんなことに気付くことができて、ナカシマ、根拠の無い自信を少し変化させようと思いました。自信は持ってても、それは今やらないと達成できない、というメガネを意識的にかけようと思います。
■Creationで出てきたモノ
そんなこんなでワークをして、参加者がそれぞれどんな要素から深い振り返りをすることができたのか、その場で起きてたことを話してもらいました。例えばナカシマは根拠の無い自信がメンタルモデルかも?と気づいたわけですが、それに気づくことができたのは、ループ図というツールがあったからだと思います。
他の参加者も、十分な時間があったから、周りの人から十分なフィードバックがあったから、など様々な要素がでてきました。
その要素を書きだした図が、こちらです。振り返りの質には実に色々な要素が作用していそうですね。
■次回の開催は
というわけで、実践研究会は今後も続きます。
今回は深い振り返りの条件がいいところで終わったので、次回はこの続きを、久々のナカシマがファシリテートしてやってみようと思います。ファシリテーター:ナカシマ、ゲスト:ナカシマって感じです。別に悪く無いと思いますが、なんかすみません(笑)
次回も学びと気づきが盛りだくさんの会にしたいと思いますので、お申込みお待ちしております!
■日時
2015年2月25日(水) 19:30-21:30
■場所
表参道駅近く(お申込みの方にお知らせします)
■人数:6名様まで
■参加費:1,500円(場所代、お菓子・ドリンク・資料代)
■持ち物:筆記用具
■お申込み:こちらのページからどぞ!