問いについて考察するシリーズその2です。
元ネタは4月に書いていたのですが、その続きを書いてみようというものです。
ちなみに元ネタはこちら。
「問い」とは何なのか?ゼロベースで考えてみる。
前回の記事を復習すると、今のとこ、僕の考える「問いのFunction」は2つあります。
(1)求める関係性を見出す
(2)思索をする領域を決める
今日は(2)の思索をする領域を決める、について書いてみます。
■思索をする領域を決める
問いの2番めの機能、それは考える領域を決めることです。
というのは、考える行為って「領域がある」ことによりかなり簡単になるんです。
例えば、【子育て】というお題で考えてみましょう。
ただ、「子育ての良い方法を考えよ!」とか言われても、考えることって難しいと思います。
一方、「子どもが6歳のときの、喜ぶお弁当の作り方について考えよ!」って言われたら、それは何とか考えることができそうだと思います。
つまり「考える」とは、領域が狭くて具体的な方がやりやすいんですね。
その「領域を狭めること」が問いの2番目の役割だと僕は考えています。
■まとめると
前回の記事とまとめると、問いには次の2つの機能があると思ってます。
- 求める関係性を見出す
- 思索をする領域を決める
順番逆だったなーと思いながらですが、簡単に言うと、
(2)施策する領域を決める、が問題発見ですね。どの領域に対して考えを行うか、何をテーマにして考えるか、ということがこの部分です。それは問題発見と言うことができますね。
で、(1)求める関係性を見出す、が問題解決です。考える領域に対して、その解を出す行為ですからね。
つまり、問いとは頭の運び方のガイドラインであって、それは次の図のようになってるよ。ということがこの2回の記事から考察してみたことでした。
ちなみに、ここには盲点があります。それは問いの(2)の機能って、意外と意識されてない!ってこと。
問いって、出しただけで、この(2)の領域が自動設定されていたりするんですね。基本的にそれは問いを出す人(社会)の前提が反映されています。それを踏まえてると、そもそもの問いを作りやすくなりますし、考える幅が一気に広がると感じます。
以上、淡白ですが考えまとめ、でした。
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