リフレクションのコツ:経験の質を高める

今回はリフレクションのコツとして「経験の質を高める」ということを書いてみたいと思います。

僕はリフレクションカードなるツールを作って、その説明で「リフレクションで大切なのは問いです!」ということを言っていたりするのですが、実は経験も問いと同じくらい大切だったりします。

経験の質を高めるためは次の3点から考えてみるとよいかと思われます。

1)ちょっとだけ背伸びをする経験であること

まず1つ目はその経験がちょっとだけ背伸びをした経験かどうかです。

いつもの経験をいつものようにしていては、そこから発生する気づきもいつものものになってしまいます。

いつもとちょっとだけ違う経験、できれば自分にとって少しハードルの高い経験を選ぶことで、よいリフレクションに繋げることができます。

2)周囲から期待されている経験であること、フィードバックがあること

2つ目は、その経験が周囲から期待されていることです。

人は、誰かの役に立ちたいと思っているもので、期待されている経験であれば多少ハードルが高いことでも頑張ってやってみることができます。(逆に誰にも期待さてない経験は、頑張ることが難しいですよね。自分がそれが大好きであれば別ですが)

また、周囲の人が期待している経験であれば、周囲の人はその経験に対してフィードバックをしてくれます。

周囲からのフィードバックは本人だけでは気づけないことがたくさん含まれているので、よいリフレクションのために積極的に活用することが大切です。

3)目標につながる経験であることを

そして一番大切な事は、その経験が自分の目指す目標に繋がっているかどうかです。

目標に近づく事なら、私たちはエネルギーを持って行動することができますが、そうでない場合は行動のエネルギーが続きません。

自分の目標は何であるかを今一度考え、それに繋がる経験かどうかを考えながら、選択してみましょう。

==

以上、よいリフレクションのために経験の質を上げてみよう!という視点から、ポイントを3つほどピックアップしてみました。

経験の質を上げることは意外に意識されていないと感じるので、ぜひ日々の経験学習に取り入れてみてください。