■この記事でわかること
→ 職場の風土は、半径5メートルの関係性が大事。
先日ワークライフバランスの研究会に行ってきました。
金曜日の夜@田町。会場には多くのビジネスパーソンが詰めかけていました。
さて、その研究会の中に「職場の人間関係は半径5メートル」って話がありました。
大きな部屋で多くの人と仕事をしていたとしても、実際にちゃんと関わってる人は5人くらいだよ、そしてその人は大体5メートル以内にいることが多いよ、って話でしたが、これはその通りだと思います。
以前ナカシマが勤め人だった頃、一緒に働いていたチームはまさに3人。他のチームとの兼業も含めても、6人でした。もちろん、半径5メートル以内にほぼ全員がいました。もちろん例外はありますが、この半径5メートルという比喩は、的を得ていると感じます。
■制度はできている。足りないのは風土だ。
で、そのワークライフバランスの講演の方は、「大企業を中心に制度は完成しつつある。が、その制度を動かすための風土が足りない」という話しがありました。
これもまさにその通りで、僕の友人の会社でも、いかにこの制度をみんなが利用しやすくするか、ということでマネジャークラスが制度の利用を身をもって実施しているところもかなりあるようです。
どうでしょう、みなさまの会社でも、制度はあるけど風土がないところは多いのではないでしょうか。
■風土は5メートルでつくられる?
さて、ここで考えたいことは、その「風土」というのはどうやって作られるか、ということ。
風土は目で見えるものではないので、その形成プロセスはこうだ!!って断言することはできませんが、それは職場の人間関係から形成されるものだと思います。
例えば、先の育休の制度を積極的にマネジャーが利用している会社は、そのマネジャーと周りの社員の関係性を触ることで、育休が使いやすい風土を触ろうとしているのでしょう。
人と人の間の関係性、そのパラメータの中に風土というものも入っていて、それは日々の人と人の関わり方によって、あっちに行ったり、こっちに行ったり移ろっていくものだと思います。
しかもその関係性、身近な人同士が一番影響されます。隣の隣の部署の関係性は、(そんなに)関係ないわけです。大事なのは半径5メートルの関係、これなわけです。
つまり、この記事で言いたいことは、この5メートルの関係性を大事にした方がいいんじゃない?ということです。
5メートルが風土をつくります。風土はもちろん成果にも関わってきます。
どうでしょう、皆さんの会社、そして半径5メートルのチームは、お互いの関係性を大事にしているでしょうか。
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ちなみに、関係性のマネジメントには、対話が一番です。ちゃんと対話し、学び合うこと。これ、チームでぜひやってみてください。
過去記事ですが、この辺りの記事が参考になるかもしれません。