今回は、内省とビジョンの関係について、考えてみようと思います。
内省って、基本は体験したことを振り返り、考えなおすもの。
そう、過去のことを考えるものなのです。
でも、内省は未来のことを考える(ビジョンを考える)ことにも凄く重要な役割を果たします。
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まず、未来をみること、つまりビジョンを持つことの重要性は、ここ最近盛んに言われていることですね。
目先の利益でなく、未来の利益を考えて行動する。
そのためには、長期的な強いビジョン持つことが重要なのですが、これが中々難しい。
ふと考えてみると、自信を持って自分のビジョンはこれだ!と言える人は少ないのではないでしょうか。
多くの人は「ぼやーっとしたビジョンは持ってるけど、明確じゃない。こうかもしれないし、ああかもしれないし。いろいろ形が変わってよくわからない」ということを考えてしまうのではないでしょうか。
もし、みなさんがビジョンをそんな感じで持っているのなら、ぜひ内省をお勧めします。
というのも、明確なビジョンは、内省を通してを見いだされるものだからです。
明確なビジョンに必要なものは、明確な「自分の在り方」です。
「自分がこう在りたい!」というのが明確だと、それを実現するための未来のビジョンも明確になるからです。
で、「自分のこう在りたい!」はどこからやってくるかというと、それは内省からやってきます。
自分が体験したことを深く考えて、「これはいいけど、これは違う。。」ってことを何度も何度も考えていく。そうすると、「あ、そうか、自分ってこんな在り方を望んでいたんだ。。」ということが、わかってきます。
自分の在りたい姿が明確になると、日々の判断に迷いがなくなりますし、未来のビジョンにも自信をもてるようになるんですね。
そうなれば人は強いです。
ビジョンを持った人は、主体的に物事を判断し、周りに流されることなく、歩みを進めていくことができるでしょう。
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はい、ということで、短いですが初回のコラムは「過去を振り返る内省が、実は未来に通じている!」ということでした。
皆様の内省と学びに、少しでも貢献できれば嬉しいです。
12月はぜひ2013年を内省して、2014年のビジョンを立ててくださいね!
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