リフレクションの分類の試み2:学習すること

リフレクションとは?という疑問に答えるため、リフレクションの種類を分類してみようという記事です。

前回は、「リフレクションとは観察・理解することである」という、ある意味マイナー?な解釈から説明してみました。

今回はリフレクションの中で最もメジャー?なタイプである「学習すること」というのをまとめてみましょう。

基本はコルブの経験学習モデル

学習のリフレクションの基本といえば、やはりコルブの経験学習モデルでしょう。

以前よりブログで何回も紹介していますが、図のようなものです。

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コルブの経験学習モデル

僕は一連のサイクルを「学びのPDCAサイクル」と呼んでいますが、

  1. 何かの経験をする
  2. 経験を問いなおす
  3. 経験から意味(学び)を抽出する
  4. 抽出した学びを次へつなげる

というものですね。

一般的にリフレクションといえば、このコルブの経験学習モデルをイメージしているもので、特に2番目〜3番目のステップのことを指していることが多いと思います。

「新入社員にはリフレクションが重要だ!」とか言われた場合などが典型的で、OJTなんかではこの経験学習サイクルを意図的に回すようにカリキュラムが決められていたりしますね。

昔の上司とのリフレクションストーリー

ではわかりやすいように、ちょっと昔話といいますか、僕の経験談をしてみましょう。

新卒で入った会社の上司が、凄くリフレクションさせ上手でした。(ちなみに当時の僕は、それがリフレクションと言うものだ、とは知らないです)

例えば、仕事で何かモヤモヤした経験をします。

するとその上司はタイミングよく「中島君、そろそろ飲みに行きたいんじゃないの?」って声をかけてくれます。

そして、僕は「待ってました!」とばっかりに飲みにいくわけです(笑)

そこで上司と色々話すと、自分の経験が整理され、モヤモヤとしたモノの中に意味を見出すことができるわけですね。

「なるほど、そういうことでしたか。そう考えて、次からまた頑張ります」

ってなるんですよ。

これって、つまり経験学習サイクルを綺麗に回していたわけですね。

経験学習サイクルは、回し方に上手下手がある

ここで意識しておきたいことは、経験学習サイクルには、なんと上手下手があるということです。

僕は偶然にも上司に助けられて、わりと上手に回すことができたんじゃないかって思っていますが、上手く回せない人も結構いるんじゃないかと思います。

どーいうことかというと、同じ経験をしても、経験学習モデルの2番目→3番目のステップで、異なる解釈があり得るからです。

例えば、僕がよく出す例としては、上司に怒られたという経験に対し、

  1. 余計なことはするもんじゃない
  2. 上司は期待してくれている、次も頑張ろう

と、2つの解釈が出しうる、ということです。

1の解釈をした人、2の解釈をした人では、その後の成長が違ってくるのは当然で、つまり、同じ経験をしたとしても、リフレクションの上手下手によって次の行動が異なってくるわけです。

行動が異なってくると、当然得えられる経験も異なってきます。

最初は五十歩百歩でも、それが1年、2年経てば大きな差になって現れてきます。

経験学習サイクルを上手に回す支援こそ、上が鍛えておくべき力である

僕が経験学習サイクルを上手に回すことができたのは、上司の影響も大きいと思います。ちゃんと話を聞いてくれましたし、それに対する意見も行ってくれました。この人になら考えているコトを全て話しても問題ない、と思っていましたので、基本は何でも言っていました。(至らぬことも、それは沢山、沢山(笑)この場を借りてありがとうございます。)

自分では気づかない視点も沢山見せてもらったので、その視点によって、良い学びを抽出することができたと感じています。

そうです、上司に恵まれていたんです、僕は。

今、その当時の上司に年齢も徐々に近づいてきて、僕の周りにも学生や20代の若いビジネスパーソンが沢山います。

そう考えると、そろそろ僕にも経験学習サイクルの支援能力が必要ですね。僕が上司からもらって来たプレゼントは、次の若い世代に同じようにプレゼントできたらと思います。

そうやって、世代を繋いだ支援の輪が広がると、世の中はもっと楽しくなりますね。

・・・ということで、リフレクションの分類その2「リフレクションとは、経験から学習することである」の説明でした。