先日リフレクションBARなるイベントをやってきました。
リフレクションBARは定期的に開催しているイベントで、その名の通りお酒を飲みながらリフレクションを楽しむイベントです。
詳細はこちらの記事でレポートしていますので読んで貰えたら嬉しいです。
今回のブログではそのイベントで良いリフレクションを得るために工夫していることをまとめてみようと思います。
ポイントは2点。
- 差分のもとを作り出す
- その差について考える
です。
それでは行ってみましょう。
差分のもとを作り出す
まず、「差分のもと」という言葉から説明していきましょう。
ネタは風船に書いた顔からです。
今回のリフレクションではこのように風船に顔を書いてもらうことから始まりました。
イベントに来て受付をしてもらっているときに、ついでに風船に顔を書いてもらうのです。
顔を書くときのテーマは「あなたがリフレクションをしている時の顔ってどんな顔?」というもの。
一人ひとりが風船にいろんな顔を書いてくれました。
写真を見るとわかるように、「リフレクションをしているときの顔」が一人ひとり異なることがわかります。
これを見たとき「よっしゃ!」と思いました。
というのは「一人ひとりが異なるもの、それを場に出すこと」が狙っていたポイントだったからです。
これが「差分のもと」です。
差分を場に出すことの意味
風船で一人ひとりが異なるものを表現したとき、それは「差分のもと」ができたということを意味します。
もう少し具体的に書くと、ある人はリフレクションに対してAだと思っている。でも、ある人はリフレクションに対してBだと思っている。そういうことが風船の表情の違いから場に出てきた、ということです。
これはまさに一人ひとりが考えていることの「差」です。
で、なんでこの「差」が大事かというと、この「差」が生まれるとその「差」から物事について対話をすることができるからです。
例えば今回なら「私はリフレクションに対して目を閉じるものと表現しているけど、あの人は目を開くものと表現している。お互いイメージが少し違っているようだけど、それはどういうこと?」ということができるのです。
ここから、「私のリフレクションはこうだよ」「なるほど、僕は少し違ってこう考えてるよ」という対話が展開します。
差分をつくる、ということはこんな対話が巻き起こるための工夫なんです。
差分から異なる意見が見えてくる
自分とは違う絵を書いている人の意見を聞いていると、相手の意見には思っても見ない視点が含まれています。
それはそうです、その絵で表現していることに対してまったく表現が異なるのですから、それに対して考えていることが違うのは当然なんですね。
ジョハリの窓という考え方がありますが、対話をするときに他者視点を取り入れることは非常に大切なことです。自分が日頃見ていない点にこそ気づきの源はあるからです。
でも、自分が見ていない点っていうのは「自分が見ようとしても見えない点、自分では気づくことの出来ない点」でもあります。
自分では気づくことができないのなら、そこに他者視点の助けを借りようというのがやりたいことなんですが、その他者視点を見えやすいようにすることが「差分をつくる」ということなのです。
まとめ
ということで、これまでの内容をまとめると、
- よいリフレクションには自分が見えていない点を探ることが重要である
- 自分が見えていない点は、他者視点を取り入れることが重要である
- 他者視点はモノゴトに対する「差」から生まれやすい
- 「差」をつくることを意図的に設計するといいよ
ということでした。
ばーっと書いたのでなんかゴチャゴチャしている気もしますが、とりあえずブログにアップしておきます。
皆さんの場の設計によかったら取り入れてみてください。