今回は「新しいメンバーが入りやすいコミュニティ」について考えてみます。
コミュニティってのは、人が集まってできているものですね。
いろんな人が集まって特定の活動を行ったりするのですが、コミュニティには同じ関心を持った仲間が集まるもの。そして活動をしていると自然と仲が良くなるものです。
仲が良くなることはコミュニティの維持には大切なことですね。
でも、これってコミュニティの発展を妨げる要素も含んでいます。
既存メンバーが仲良さそうに固まって話していると、新しい方はその輪の中に入りにくいという要素です。
せっかく来たのに、コミュニティの輪に入れない。
→ 寂しい
→ 自分は必要とされていない
→ 次から来ない
となって、新しい人が入ってコミュニティが発展することを妨げられてしまいます。
僕は、初めてコミュニティに参加するとき基本は1人で行くことが多いのですが、1人で放置されたらもう速攻で帰りたくなります。まあ、帰りませんけど。
さて、これを防ぐためにはコミュニティの既存メンバーが、新しい方を積極的に気にかけることが重要です。
ただ、ここで知っておきたいポイントは、既存メンバーが感じる「気にかけ度」と、新規メンバーが感じる「気にかけられ度」は、かなり異なっているということ。
既存メンバーは、気にかけているつもりでも、新規メンバー当人にとっては「いや、放置されてるし」ということも結構多いのです。
既存は気にかけているつもりでも、新規は気にかけられているように感じない。
ここは、コミュニティを運営しているコアメンバーは特に知っておいて欲しいところです。
コアメンバーは他メンバーより影響力が高いので、既存メンバーの誰よりも、新しい方を意識するといいと思います。
コアメンバーが話しかけてくれると、新規メンバーはそのコミュニティを自分の居場所と感じることができます。
その後の定着率も高まりますよね。
以上、入りやすいコミュニティをつくるためには、まとめると
・既存メンバーの「気にかけ度」と、新規メンバーの「気にかけられ度」は異なることが多い
・コアメンバーは、新規メンバーに意識して話しかけるといい
ということでした。
最近は、いろんな地域でコミュニティ形成の気運が高まっており、コミュニティデザインの力が求められています。