場作りのコツ、それは参加者主体にするということ。消費型から生産型の場へ。

場作りについて聞かれることがあります。

フライデーリフレクションは、地味〜に2年間続いているコミュニティですが、ありがたいことにわりと好評を頂いています。その場作りのコツはどうやっているの?ということがよく聞かれるポイントです。

確かにコミュニティを運営している人にとって、参加者が満足する場作りってポイントだと思います。今日はフライデーリフレクションの場作りというものについて、一言、真髄を書いてみようと思います。

フライデーリフレクションの真髄、それは参加者を消費者にしない場作り、です。

■世の中のイベントの多くは参加者が消費者になっている

まず、フライデーリフレクションの場作りの前に、夜に溢れている一般的なイベントについて考えてみましょう。

一般的なイベント、それは参加者が消費者になるイベントです。
例えばトークイベントなんかをイメージするとわかりやすいと思いますが、参加者はただ座って聞いているだけ、というイベントがここで考えている消費型のイベントです。(もちろんそうじゃないイベントもたくさんあります)
いや、別にそれは悪くないのですが、僕自身は最近こういうイベントがどうも苦手になってしまいまして、どうしても隣の人と喋ってみたい、この場にいる人たちと議論してみたい、ってことを思います。
主催者によって作られたモノを聞くだけって、それはただ場を消費しているだけのような気がします。僕は消費じゃなくて、生産したいんです。Inputだけじゃなくて、OutputとかCreateをしたいのです。
最近は創造社会ということも言われていますし、僕と同じことを思っている参加者も多くなっていると感じますが、やはり多くのイベントは消費型のイベントがほとんど、そんな感覚を持っています。

■参加者を消費者から生産者に変える

・・・ということで、僕のイベントは参加者をイベントに巻き込むということをしています。いえ、巻き込むというよりは、むしろ主催側が巻き込まれる、というイメージがいいと思っています。
具体的に言うと、たとえトークイベントだったとしても、必ず参加者同士で周りの人と話す時間をつくります。
参加者が
自分の思っているコトを話す。
他人の思っているコトを聞く。
この時間をつくることがヒジョーに大事だと思っております。
ゲストや主催はただの触媒にしか過ぎません。場を作っていくのはあくまで参加者の皆様である。フライデーリフレクションはそんなふうに考えながら場を作っています。
ちなみに、参加者がお互いに話しやすくする工夫だって忘れません。だって、いきなり知らない人と話せって言われても、それはそれで困るじゃないですか。実はそこにもある工夫をしてたりして、凄く簡単に言うと、会場に入ってきたらなるべく声をかける、周りの人と繋げる、なんていう下ごしらえ、をしています。詳細の工夫のポイントはまた気が向いたときにでも書こうかと思います。(もし気になる方がいたら何かメッセージでもください)
参加者を消費者ではなく生産者にする。そんなイベントを、これからも目指していこうかと思います。