昨年からやっているリフレクションエキシビジョン。
2年目の今年も、リフレクションエキシビジョン2017というタイトルで開催してきましたのでブログでも簡単にまとめておきます。
70〜80人程度の方に参加していただき、とてもエキサイティングなイベントになりました。
これまでの経緯や、前回の様子はこちらのリフレクションナイトのブログにまとめられていますが、リフレクションエキシビジョンは、リフレクションナイトとフライデーリフレクションという2つの団体が協力して生まれました。
無事2回目を開催することができて、毎年12月に開催するリフレクションの祭典的なイベントとして定着していけたらいいなーと思っています。
エキシビジョン2017の概要
今回のエキシビジョンは、3つのコンテンツで構成されました。
- エキシビジョンの目玉部分の事例発表の展示ブース
- いろんなツールを使ったリフレクション体験ブース
- 講演が行われる講演ブース
各ブースの様子はそれぞれこんな感じ。
(1)事例発表ブース
沢山の写真が使われていたり、装飾がされていたりとても楽しそうな展示発表です。こんな事例が合計で10事例発表されました。
実は昨年は事例が20近く発表されたのですが、今回は昨年の事例数には残念ながら及ばず。。事例集めの告知が遅くなったり、十分な数の人に届けられなかったりしたので、そのへんは第3回に向けて要改善です。
とはいえ、事例のクオリティは昨年よりかなり上がっていたと思います。
各ブースともに盛り上がり、多くの人が足をとめてディスカッションをしていました。
(2)体験ブース
せっかくエキシビジョンに来たのなら体験できないと勿体無い!
今回はいくつかの事例発表者にお願いして、リフレクションを体験できる体験ブースを設置しました。
カードを使った体験ブースと、レゴを使った体験ブースの2種類でしたが、お馴染みリフレクションカードも出展して参加者のリフレクションを支援することができていたようです。
こんな感じで、事例発表者によるミニパネルディスカッションも開かれたりしました。
(3)講演ブース
今回の目玉である超豪華ゲストの立教大学の舘野先生の講演。30分の講演で、コンパクトに纏まっていてとてもおもしろい講演でした。
最後のアンケートでも、高得点を叩き出していた講演。
その内容でまとめたいことは沢山あるのですが、1つだけハイライトするなら「メタからベタへ」というのがキーワードでしょうか。
リフレクションって、一般的にメタに上がる活動です。
メタに上がるというのは、例えば普段の自分や環境を俯瞰して客観的な立場から「このとき◯◯と感じていたなー。ということは、自分の本質は◯◯ということかもしれない」ということを考える(気づく)こと。そんなことが、リフレクションでメタに上がるってことでしょう。
でも、リフレクションでメタに上がることって、厳しいことでもあります。
というのは、自分の足りない部分や認めたくない部分に気づいてしまうから。そして、見たくない現実に向き合わないといけないことも出てくるから。
その厳しさから逃れるために、メタに上がりっぱなしになってない?というのが「メタからベタへ」が発する問いかけです。
メタに上がったままで一般的な評論ばかりをしてる、そして未来に繋がる具体的な行動をしようとしない。そういうことが多くないかい?ということを舘野先生は言っていました。
言われてみたら、これってリフレクションあるあるかもしれません。
メタに上がったままではなく、そこから下の次元であるベタに戻ってこよう。具体的な一歩を踏み出そう。そういうことが「メタからベタへ」というキーワードが主張していることなのだと感じました。
最後はリフレクションアワード+ムービー
講演、体験、事例発表の時間が終わったら、最後はエキシビジョンらしく、どの事例が一番熱かったのかリフレクションアワードの発表です。
今年のアワードはなんと、2年連続で円卓会議さん!!
円卓会議さんは、いろんなツールを使ってリフレクションのワークショップをしている団体さんで、青山学院大学のワークショップデザイナープログラムの修了生の友人たちで運営されている団体です。今年も凝った発表と実践でアワードを奪い去っていきました(笑)
最後は全体の様子をまとめたリフレクションムービーを見て振り返り。
リフレクションムービーは実践女子大学の松下ゼミの協力を得て、学生の2人につくってもらいました。イベントの進行に合わせて動画をとって、イベントの終了とともに公開するのだから凄い!
松下先生はリフレクションムービーを、イベント振り返りの新しい表現だと言っていました。
イベントの振り返りといったら、例えばブログで表現するなどが一般的です。(まさに、僕も今それをしていますw)
が、別に文字でなくても全然いいわけであって。動画で表現するのも全然ありなわけであって。
今の時代は誰でも簡単に動画をつくることができる。そんな時代には動画でのイベントを振り返りとしてリフレクションムービーが熱いのではないか、そんなことを感じたイベントの締めでした。
エキシビジョンをやってみて
ということで、リフレクションエキシビジョン2017は好評のうちに終了しました。
今回は「子どもから大人まで、みんなでリフレクションを楽しめる」をキーワードにイベントを企画しておりまして、会場には走り回る子どもの姿もチラホラ(笑)
レゴブースなんかは結構な盛り上がりをみせ、親子でレゴブロックをさわってリフレクションしている様子は中々感慨深いものがありました。
将来の画伯も現る!ジークエクスカリバーワンアール!!w
リフレクションって意識高い系の活動だと捉えられることも多いのですが、実は誰でもできる楽しい遊びでもあると考えます。
こうやってアットホームさを出したり、楽しさを出したりすることで、もっといろんな場所でリフレクションが自由に行われるようになれば面白いなー。
ということで、来年は更なるリフレクション事例を集めて、もっともっと幅広い層の方が学んで楽しめるエキシビジョンを企画したいです。
来年の12月をぜひ楽しみにしていてくださいね。
参加してくださった皆様、運営の皆様、ありがとうございました!!!