リフレクションが上手になるためのコツ

先日ある大学でリフレクションに関するワークショップをやってきました。

ネタは

  • リフレクションってそもそも何?
  • リフレクションを上手にするにはどうしたらいいの?

というもの。

アウトプットは次の写真の通り。

考察したことを簡単にまとめます。

■実施環境
・大学新3年生
・10人ほど
・リフレクションカードRegularによるワーク実施後にコツを確認

■オーソドックスな情報

・多様な視点、フラットに観察することが大切などの、オーソドックスな気づきが出ている。頭ではわかっていても、実際に他者視点で気づきがでてくる体験をしないと本当の意味で腑に落ちないことであるが、リフレクションカードのワークでその実体験を得ることができたか

・素直に正直に、という視点への意見が一番多い。素直に表現することが難しい社会背景などもあるかも。この視点は、社内でリフレクションカードワークを実施する際には一番壁になりやすい部分。しかしながら、社外の勉強会などで企業の枠を超えてワークを実施する場合は、素直に正直に話すことで大きな気づきが生まれることが多いと感じている。素直に正直に語れるようになるための、さらなる工夫を生み出したい。

■面白かった情報

・ネタのストックという視点は面白い。リフレクションを上手にするためにはワークショップの場でどれだけ上手に話せるのかということが重要になりそうであるが、そのためにはそれ相応のネタをストックしていくことが大切であろう。確かに、あることに対して日頃から考察を続けていると、いざ話をする場になったときわかりやすく伝えることができると思う。

・受け身になってみるという視点も面白い。普通は、積極的に考え、探索してみることが良いリフレクションにつながると思われがちだが、他者から出てくる質問に受動的に答えてみるということがこのポストイットの意味であろう。というのは、主体的に考えるとを自己バイアスがかかることが想定されるが、受け身になることで自己バイアスの影響を避けることができるのかもしれない。自己バイアスを超えることで新しい気付きを得る可能性が高まると考えられる。(自己バイアス:自分の考え方の癖)