対話をするときに大事なポイントとして、「問い」というものがあります。
問いとは考えるキッカケとなる質問のこと。
対話の場をつくるときの理想は、この「問い」を参加者同士で出し合うことです。
でもこれが結構難しい。
良い問いを出すには、ただ適当に質問するんじゃなくて周りの話しを上手に聞いて、その流れのポイントにヒットする質問をする必要があるんですが、そんなの難しいわけです(だからファシリテーターって仕事が存在してるんですね)
ということで、その問い出しを簡単にするために、問いが書いてあるカードをつくっております。
この間、このカードを実際に使って対話の場を開いてみたのですが、予想以上に話が飛んでいって面白かったです。
例えば「あなたが知っている一番難しい漢字を教えて!」っていう質問がありました。
僕は「醤油!」とか「薔薇!」とかそんな漢字がくると思ってたのですが、出てきたのは「女」という漢字。
なんで?ってことを聞いたら、「女はバランスが難しい」ということ。うむむ、なるほど。「難しい」という言葉の捉え方が、参加者によって異なったわけですね。
また、「小さい頃にやった面白エピソードは?」っていう問いからは、セミを捕まえてある方法で目を回させたとか、火遊びしてこっぴどく怒られたとか、色んなエピソードがでてきました。
普通の話では出てこないことがたくさん出てきて、参加者それぞれの考え方、育った環境、モノゴトの捉え方等、いろんなことがわかりました。
始めて会った人同士で数時間しか話してないのに、グッとお互いを理解し合った印象があります。
内省カード、面白い!
これ、フライデーリフレクションでも2月くらいから使いたいと思って、今最適な問いを開発しています。
カードを使いながらリフレクションしたら、またこれまでのフライデーリフレクションとは違った面白さが出てくると思いますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!