創造的興味~Creative interest~を持つことのススメ

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先日、日本創造学会なるものに行ってきました。

学会の名前も、活動内容も非常に興味深かったので「なんだこれは!?」と思ってHPを見てたら、偶然研究会が開催されているじゃないですか。

ということで、そのまま申し込みをして渋谷の会場にて参加してきたのでした。

結論から言うと、非常に楽しかった。いろんな意味で楽しかった(笑)

まず、集まっていた方は結構年上の方が多かったのですが、みなさん本当に頭が柔らかい。僕みたいな30代にも敬意を持って接してくれるというか、お互いに学び合おうという意識が強い方々が多いと感じましたね。

ただ一番面白かったのは、年上の方達の多くが、ある意味子どもだったことでしょう(笑)学会では発表に加えワークショップもやったのですが、みんな自由、自由。ワークショップって、自由でありながらも、お互いに気を使うところがあるじゃないですか。創造学会のワークショップではそんな部分は少なくて、みんな心から自由、勝手に相互作用をしていた気がします。創造性の源ってそんな部分から出てくるんじゃないかな、って思った次第です。

■創造的興味

さて、前置きはこれくらいにして、今回の学会で創造的興味(Creative interest)という言葉を学んできました。

創造的興味、これはいったい何かといいますと、簡単に言えば「自分が生涯をかけて探求する!と決めた領域」のことです。

発表の先生は「アインシュタインだったら光だね」と言ってまして、光というテーマの周辺についてず〜〜〜〜っと考えていたら、相対性理論とかにたどり着いた、ということです。

僕の場合だったら、言わずもがな「リフレクション」ですね。その1つの軸を持つことで、それについて考え続けることで、創造性は花開く、みたいなことが今回グッと来た部分なのでした。

創造って、いろんなのを組み合わせるイメージがあります。となると、1つの領域に固執するより、いろんな領域に興味を幅広くもった方がいいようなイメージがあります。

それって恐らくその通りで、僕の場合だったら、リフレクション以外にも沢山の分野に興味を持っています。教育、経験、物理学から情報学、生物学にも興味ありますし、漫画も好きです。あ、温泉宿にも興味あります(笑)

こうやって幅広く興味を持っていますが、常に「リフレクション」という軸は片手に持っています。両手に他の興味があることを沢山抱えてても、つねに片方の小指にはリフレクションがぶら下がっているというか、そんな感じです。

恐らく、創造的興味というのはそういうもので、常に頭の片隅に置いておく生涯のテーマみたいなものなんじゃないでしょーか。

■創造的興味はどうやって見つける?

で、その創造的興味ってどう決めるんだろう?という疑問も出てくるかと思います。

基本は無限の選択肢だと思いますから、その無限の選択肢から一個を決めるというのは至難の業です。

僕の結論から言うと、「決め打ちして打ってたら、そのうち当たる」みたいなことだと思ってます。

要は、これも仮説を決めて「これかな?」と思いつつやってみる。で、違うと思ったら次の「これかな?」に移る。というものです。

下手な鉄砲も数打ちゃ当たる戦法です。

リフレクションに関しても、そういう意味では「たぶん」創造的興味である。というのがより正確な表現なのかもしれません。

ただ、本当の創造的興味があるとしたら、リフレクションはその周辺に転がっている領域だと思います。もしリフレクションが創造的興味でなくなったとしても、その周辺に転がっている別の領域が今度は創造的興味になるはずです。そうやってグルグル本当の創造的興味の周りを回ってたら、そのうち真の創造的興味にたどり着くのかも、とも思います。そういう意味では、結局は自分がそれを「真と思うかどうか」ってことがポイントなので、思い込めばそれでいいんですけどね。

ということで、最後はよくわからない考察になった感もありますが、創造的興味について、考えてみたことでした。

日本創造学会、面白そうなところです。またタイミング合えば行ってみたいと思います。

HPはこちら。