デザイン思考とコミュニケーション

最近、デザイン思考なワークをしながら、企業内のコミュニケーションを改善することをやっています。

デザイン思考って、今は商品やサービスの開発などに主に使われているイメージがありますが、これを人材領域に適用しようという試みです。(まあ、デザイン思考を適用するというよりは、知識デザインの適用ですし、質的研究の適用だって言った方がいいかもしれませんが。)

起きていることを観察して、そこから本質を抽出して、言語化して、利用可能なものに落としこむ。その一連の作業を、サービスではなくて、人材開発に生かす、そんな試みです。

それを、まず「コミュニケーション」という領域でやってみます。

コミュニケーションはどこの企業でも大事にしているものですよね。にも関わらず、どこの企業でも問題になっているんですよね。

大事なのにできない。これはヒジョーにもったいないことです。

■大事なのにできてないのには理由がある

・・・でも、大事だってわかってるのに出来てないことには、理由があると思うのです。

簡単に思いつくのは、まず時間がない、ということ。物理的に改善している時間がないわけです。忙しすぎて。

でもこれはやるか、やらないかの問題であって、意思決定で解決できます。

本当の問題は、「良いコミュニケーション」というものがわかってないコトだ、そう思います。

考えてもみてください。良いコミュニケーションって何ですか?抽象的で、一般的なことはたくさん出てくると思いますが、具体的で個別的なのはパッと出てこないと思います。

しかもコミュニケーションは、会社によって、あるべき姿が変わってきます。たぶん、人数、業種、ステージなど、様々なパラメータに依存しているんですよね、コミュニケーションの最適な姿は。

どんなパラメータのときに、どんなコミュニケーションが良い、となるのか。

まず、このへんから攻めてみようということで、今実験をしていたりします。

6月くらいには成果発表会?とでも言うべきイベントができるかと思いますので、1mmくらい楽しみにして頂ければ嬉しい限りです。

今日は朝から雨が降っています。雨の音を聞きながらブログを書くのもいいなーと思いつつ。