データ分析はリフレクションの可能性を高める

先日の西荻リフレクションでは新しい試みの1つとしてデータ分析リフレクション行ってきました。

データ分析リフレクションと言うのは、その名の通り対話するにあたりデータ分析の結果に基づいて対応しようとする考え方のことです。

今回のデータ分析リフレクションはクラスター分析と言う、マーケティングでよく使われる手法を応用して、自分がパフォーマンスを発揮するのがどういう瞬間なのかということを探るワークを行いました。

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とても面白かったのでその様子をブログにまとめようと思います。

宿題からデータ分析を実施

ワークは事前準備でお願いした宿題から下の写真のような分析結果を抽出して行いました。

宿題内容は「あなたがパフォーマンスを発揮する条件はどんな条件?」というものです。

ぱっと見よくわからないですが、これ実はその人がパフォーマンスを発揮するためのいろんな情報が詰まっています。

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これを例えば写真のように線を引いて4つの塊に分けます。

dbsample

クラスター分析では、この4つの塊にどんな意味があるの?ということを話していきます。詳細は飛ばしますが、それを対話で進めると、その人がパフォーマンスを発揮するのに必要な要素、つまりパフォーマンス構造がわかるというものです。

図を見ながら「これはどういうこと」だとか「これとこれは何がしたいの?何が違うの?」ということを、みんなであーだこうだ言いながら分析していきます。

この図、実はその人の直感が図に現れたものなので、その人にとってこれとこれは近いなと思うものが1つの塊になって表現されているんですよね。

で、当人は「これとこれは同じだよ」と思っているのですが、周りから見ると「え?何が一緒なの?」というのが沢山あるので、それを聞いていくのです。すると、自分では思ってもいない方向から切り込まれてくるので新しい気づきがあるんですよね。自分の頭では同じこと、当たり前のことと思っていることを改めて見直すことを、他人の視点をもとにやってみようという目論見です。

やってみてどうだったか。目論見は上手くいったの?

実際にこの目論見はドンピシャで当たりました。

参加者の感想を書きましょう。

参加者A
自分は論理的に考えると考えていたけど、実は感覚的な部分を大事にしていたわ。。。
参加者B
自分には無限の体力があると思っていたけど、実は体力的なパフォーマンスに大きく左右されていたわ。。。

これはまさに思い込みの部分を他の参加者の視点から掘り下げググっと深めたからこそ出てきた結果だと思います。いいですね、リフレクション出来てますね!

さて、これまでデータ分析リフレクションは2回やってきましたけど、どちらの回も面白い分析ができたと思います。(今回は2回目)

改善点もいくつか見えてきたので今度はその改善点を基にブラッシュアップして、また新しい形で実験してみたいと思います。

参加していただいた皆様、金曜日のお忙しい中本当にありがとうございました!